修理工程　2

修理の際は出来るだけ原型に使用されている皮革に似たものを使用いたします。ヌメ皮革生成り（画像皮革）は日焼け具合が合いません、古いバッグではキャメル色のヌメ皮革を使用することもあります。

画像○部分は皮革交換、四角部分は目立ちにくくする程度の色挿しは可能です、大きな傷は修理不可。

皮革は通常鞣し加工の後、色止め仕上げがしてあります。画像の持ち手皮革は染色用の皮革で製作しました。出来上がった製品に染料で染色はできません。 顔料での吹き付けはお取り扱いしていません。

皮革の端はコバ塗りで仕上げてあるものもあります。上画像はコバ塗り加工がしてない皮革（剥げた状態と同じ）と塗り加工後の状態です、修理は原型のコバ剤色に似た色で再加工します。

長年の使用で傷んでしまったが、同じ仕様のバッグ、財布が廃盤で手に入らない。皮革総交換、ご相談下さい。

皮革は使い込むとひび割れ、裂け、擦り切れます。 修理の際に玉縁等は内縫い工程で裏返したりします。修理工程に耐えられない皮革は交換、まては修理不可となります。